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前略〜iPhoneからカメラを考え始めた模型人のみなさんへ (その7)
さて七夕には何をお祈りしましたか?
それにしても、何故年に一回の逢瀬に
他人の願いを聴いてやる余裕があると考えたのか謎である。
当人たちは、人の願いなど、どこ吹く風で24時間ヤリ狂っておるに決まっとるわw

え?ぼくの願い?「金と銭と宝くじの当たり券ください」(最低)

さて。
前回はマニアック編でした。
書いてある数字を、本当に吟味しないと理解できない内容なんで、
やはり本編と切り離して正解だったと思いますw
そういうわけで、わかんなくても大丈夫だからね!

さて今日は「撮影モード」の話。
カメラの上に乗っかってるダイアルで選択する、
撮影モードの話をしたい。

1/1.8型以上のセンサーに限定した理由は、実はここにもある。
1/2.3型搭載のコンデジは、例外はあれど、
オート、シーン、HDR、ムービー、カスタムくらいなもので、
重要なモードが選択できないのである。

話を続けよう。

今、モードの話をしようと思ったのだが、
その前に、撮影条件を決める3要素+1の話をしないと、
わかりにくい事に気がついたので、
それを、先に説明させてもらおうと思う。

これ、大事な話なので、AやS、Mモードをダイヤルで選べるカメラを持ってる人は、
実際に動かしながら読んでくれると、

「なるほど!そういうことか!」と

カメラの本質に大きく手をかけることになること請け合い。
持ってない人は、なんとなく読んで、もしも買うことがあれば、
試しながら読んでくれるとありがたいです。

撮影とは

露出(明るさ)
SS(シャッタースピード)
絞り値(f値、被写界深度)

低い感度(iso)

この3要素をやりくりして、
撮影が成立しなければ感度を上げて調整を繰り返して、
最適解を探す事であり、
感性とかを除いた、
メカニカルな部分においての撮影とはこういう事なのです。
(ホワイトバランスとかは今回除く)

まぁ実際に説明すると、

まず持っているカメラの最低isoに感度を設定する。(一番ノイズが低い)
だいたいiso100あたり。(機種による)

その状態で、まぁ部屋のどっかに、好きなガンプラでも立てて、
ファインダーやリアモニターを覗きこんでみましょう。
まず、モードをM(マニュアル)にして、
絞り値を開放(f値を一番明るく(数値上は一番低く)
露出(明るさ)を0(一応の基準値)に合わせてみましょう。

ここからは、ぼくのXZ-1での実際の数字の動きを書きますね。
f値(絞り)1.8
露出(明るさ)0
SS(シャッタースピード)1/320秒
となってます。
例えばこれをシャープな写真にしたい!と撮影意図を決めたとして
f値を8まで絞ります。(f値を絞れば、被写界深度は深くなり、全体にピントが合ったシャープな写真になります)

すると、レンズの光を制限したことによって、露出(明るさ)が落ちます。
f値8
露出(明るさ)-2.0(最下点振り切ってる。暗い)
SS1/320秒

このままでは露出が極端に落ちているので、
暗い画像しか撮ることが出来ません。
で、SSに注目。
SSは現在1/320秒で、
センサーに1/320秒という、超一瞬だけ光を当てているわけなんですが、
f1.8の時は、レンズが明るく、たくさんの光が入ってくるので、
1/320秒の光で、明るい写真が撮影できたわけですが、
レンズをf8にまで絞った(面積を小さくした)ことによって、1/320秒じゃ光の量が全然たりなくなったわけですね。
なので、今度は露出を0にまで調整してあげると、
SSが露出0の明るい画を完成させるために必要な照射時間に、自動的に変化してゆきます。((充分な光があたる時間が伸びてゆくため、遅くなっていきます)
この場合露出を0にまで戻すと、SSは1/15秒と、ざっと21倍ちょいもの遅さにまで伸びました。

こんな風に、

(SSを固定したまま)f値を上げれば、露出が下がり、
(f値を固定したまま)露出を上げればSSが遅くなり、
(露出を固定したまま)SSを早くしたければf値を下げる(明るくする)。

こういう3つどもえの関係になっています。
これだけは、わかりにくくても覚えてください。
ここが覚えられなければ、
一生P(プログラム)モードしか使えないのです。

(SSを固定したまま)f値を上げれば、露出が下がり、
(f値を固定したまま)露出を上げればSSが遅くなり、
(露出を固定したまま)SSを早くしたければf値を下げる(明るくする)って順番に決めていった時に、
これって、永遠ループで、3つ目のSSを三脚なしの撮影とかで、ブレるから早くしたいって時に、
f値を下げると、SSが速くなる替わりにシャープな写真じゃなくて、
ボケのある写真を撮ることになってしまうわけですよね。
こうなると撮影意図と違う写真が産まれてしまうわけです。

そこで感度(iso)の出番です。
以前説明したように、光を捉える力を電気的にアップするので、
f値を下げるのではなく、3つ目の調整ではiso を望みのSSになるまで上げるのです。
この場合、isoを100から200に上げると、カメラにもよるが
ぼくのXZ-1では
f値8
露出+1(光を集める力が倍加したので露出が足された)
SS1/15
に変化し、
露出を本来狙っている0に落とすとSSが倍速の1/30秒に変化します。
つまり、操作的には
(SSを固定したまま)f値を上げれば、露出が下がり、
(f値を固定したまま)露出を上げればSSが遅くなり、
(f値と露出を固定したまま)SSを早くしたければisoを上げる。

と、こうやって撮影条件というのは決められているわけなのです。


ダイアルにあるP(プログラムモード)というのは、これらの計算を一瞬でカメラが行って、
(このカメラでの、カメラメーカーの思う最適な値で)撮影してくれるモードなのです。

尚、isoも固定と自動設定が選べるので、
画質重視や三脚が使える状況ならisoは最低で固定しておいて、
どうしてもブレてしまうなら、isoも自動設定にしてPモードで撮影するといいと思います。
(夜景とか、超望遠とかね)


ここまで、一応ちゃんとした説明を書きましたが、
模型撮影では、三脚での撮影を強く推奨します。

何故かというと、固定してブレないわけですから
SSを気にしないで済むわけなんですね。
SSを気にしないということは
isoを上げずにすむ(ノイズが乗らない)ということでもあり、
先ほどの調整も

(SSを固定したまま)f値を上げれば、露出が下がり、
(f値を固定したまま)露出を上げればSSが遅くなるけど、三脚だから問題なし。

これで完結するわけです。

で、三脚を使って模型を撮る分には少し簡略化出来るのは
わかったけど、毎回こんなに調整に時間がかかるのか?
外で風景とかの撮影すんの面倒すぎない?って思いますよね。

実はもっと簡略化できるモードがあるのです!

ちょっと長くなったし、詰め込みすぎても混乱すると思うので、
これはまた次回の話とさせていただきます。

今回は
すでにカメラを持っている人は
少し難しいかもですが、実際にいじりながら上記の
3つ+1つの要素の因果関係を。

これからカメラが欲しいなーと思ってる方は
Mモード、Aモード、Sモードの付いたカメラじゃなきゃイヤン♪

とだけ覚えて帰ってくれれば。

だんだん難しくなってきたので、
本当に理解したいけど、わかんなかったという人は
コメントでもう一度どこがどうわからなかったか聞いてね。
それに応じて、もうちょい噛み砕いてレスで説明したいと思います!
ぼくも頑張って解説するから、頑張って読んでみて!


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[2015/07/08 19:45] | 前略〜iPhoneからカメラを考え始めた模型人たちへ | トラックバック(0) | コメント(14) | page top
前略〜iPhoneからカメラを考え始めた模型人のみなさんへ (その6.5)
写真の話してると、ハードルが上がってきて、
キュベレイも、もうちょいキチンと撮らないと!ってますます後回しになっていく
かさばる兄さんですw
ダイソーで背景用の端切れ(布)を買いに行ったのですが、
意外に単なる黒と単なる白が無かったです。
ぐぬぅ。
背景ではFinoさんが使ってる「カーボン」が抜群にかっこいいですね。
オートバックスとかでメートルいくらかで売ってますよん^^

そういやそのFinoさんから教えてもらったのですが、
千葉しぼり懇親会の本受付がイベントページで始まってますね。

仮応募を終えている方は
プロや著名な方の割合が多く、ぼくのサイトで気がついた!って人は少ないかも知れませんが、一応、本応募が始まってますので仮応募をゲットしてる方はお早めのお手続きを^^コチラ

関係ないけど、今この記事書いてる時に、トラックバックテーマって目についた。
そういやEBAVOくんがよく突っ込んでたなぁw

第1991回 「この夏、行くなら動物園?水族館?」

併設してるとこ行っとけ!w
というか、今日は「七夕ですが、どんな願いごとをする?」じゃないのかw
前年と被ってもいい質問だと思うんだがw
いつも質問の質が腰砕けなんだよなーw


さて、なんだかひさしぶりの長めの導入は本文が地味なので、
笑いを予め取っておこうというw
では、地味な話、マクロについて<ちょっとだけうんちく編>行きます!
(読まなくても大丈夫編とも言うw)


さて、あらゆる面でAPS-Cのセンサーサイズを擁する一眼レフに対して、
敗北していたコンデジが何故、このマクロ撮影においては優勢なのか?

わかりやすい方の理屈だけを引っ張りだして、これまたざっくりと説明してみますね。
昨日の記事で出た、撮影倍率。
これは、印画紙に実物の何倍で写せるかではなく、
センサーに対して、実物の何倍に写せるか?という話で、
わかりやすく説明するとこうなる。

まず10円玉を目一杯大きく撮影したいとしよう。
10円玉の大きさは、直径23.5mm。
(時間に追われて、10円玉、ブレてますが気にしないでねw)(ダメだこの先生w)

一眼レフにマクロレンズをくっつけて、そのマクロレンズの撮影倍率が
1:1だったとしよう。

プラモにはここまで要らないと思える、
フルサイズ。焦点距離の時にも指標となった35mmセンサーで言うと、
36mmX24mm。

35mmでのサイズ
(トリミングで再現してるので、正確ではありません)
縦にちょうどギリギリ収まる感じ。横には余裕がある。
これが標準の1:1の大きさである。

次に、一眼レフのAPS-Cのセンサーサイズが23.6mmX15.8mm。

APS-Cでのサイズ
(トリミングで再現してるので、正確ではありません)
横には微かに隙間が出来、上下は3/4が映り込むというとこまでドアップにできる。
横23.6mmのセンサーに対して23.5mmの直径で映り込むためだ。

つまり、「同じ撮影倍率なら、センサーサイズと関係なく同じ大きさで投影されるので、小さなセンサーの方が大きく写してるように見える」ということです。

さらにAPS-Cのままで、初めについてたズームレンズに変えると、
撮影倍率0.2倍と書かれてるので、1:5。
23.5mmの20%で直径4.7mmで映りこみます。

APS-C標準レンズでのサイズ
(トリミングで再現してるので、正確ではありません。横の穴は気にしないでw)
センサーのサイズに対してスカスカな感じですよね?

何が言いたいかと言うと、
「同じセンサーサイズであれば、レンズの撮影倍率が1に近いほうが大きく写す事が出来る」
ということです。

次にコンデジのセンサー。
1/1.8型のセンサーサイズが7.1mmX5.4mm。
仮に、レンズが同じ条件だったとして(撮影倍率1:1)考察すると、
やはり10円玉が23.5mmなので、

xz-11-1だったら
(トリミングで再現してるので、正確ではありません)
横に1/3、縦には1/4だけしか映らないほどの大写し!となります。(予想)

それなら、コンデジってめちゃめちゃ大きく撮れるの?ってなるわけですが、
実際撮影倍率が1倍のレンズとなると、コストがかかりすぎるのと、
そこまでの拡大ってそんなに必要?ってことで
(TG-4みたいな顕微鏡モードを売りにしてるものもありますが)
最終的にSマクロモードで吐き出される大きさが、(メーカーや機種にもよりますが)
こんなに大きい事は残念ながらありません。

xz-1補正あり
こんな風に、フルサイズ版の1:1のマクロと同じくらいの比率になるように調整されてます。(メーカーや機種による)
当然、一瞬の見た目はフルサイズと同じですが、画質には天と地ほどの差がありますw(この記事のは同じ写真をトリミングして再現してるので、同じですがw)

センサーサイズの小さいほうが(比率的に)大きく撮るのに有利。

それとややこしくなるので省いてたけど、(画角の意味ではなく、
センサーとレンズとの関連性を指す)焦点距離が短いため、コンデジの方が、
被写体に接近して焦点をあわせることが出来る。


この2点で、コンデジが(安価な割に)マクロに有利と書かせてもらったわけです。

もちろん上記のように、APSーCに1:1のマクロレンズを付けたなら、
画質で上回り、デカさでも張り合えるようになりますが、1:1のマクロレンズともなると、
だいたい3.5~5万円ほどのプライスなので、ちょっと覚悟が必要となります。


ついでに焦点距離の話。
最短撮影距離が短ければ短いほど、像が大きく映り込むという話を昨日しましたが、
昨日のキュベレイのどアップ、Sモードで1cmにまで寄って撮影しています。

この1cmまで寄れると言う売り文句ですが、
これも、売る側の「短ければ短いほど大きく写せる」という側面だけを強調した、
ミスリードを誘う手口だとぼくは感じてます。

ちょっと「自分が使ってるトコ」を想像すればわかるのですが、
1cmまで寄って最大に写るということは、

1.虫や「動物などを撮りたい場合、逃げられる。
2.撮影部分周辺の形によっては、そこまで近づけない。
3.被写界深度が浅いので、ブレやすいので三脚必須。だけど1cmまで寄って三脚を立てれるかは場合による?
xz-1補正なし
4.カメラや自分が影になってしまう。(さっきまでの写真、実は補正なしだと自分が影になってる;;)

こう言った弊害もあるので、
そこまでいいコトづくめでもないです。
4についてはオプションでライトをつけたり、ライティングや方向の工夫でなんとかなる事もありますが。
付いてたら、条件付きで便利かもねくらいに考えるといいかもしれない^^;

先日のマクロモードの大きさは、30センチくらいまで近づけて、目いっぱいのズームで撮影してるわけですが、
こちらの方が撮影しやすかったです。

つまり、コンデジでは、
ズームでのマクロがどこまで大きく写せるのか?を目安として売り場で試してみるのが吉です。
1cmマクロではそこからズームが効く機種は少ないです。

レンズの場合は、50mm前後の標準レンズと呼ばれるものと、
90mm前後の中望遠と呼ばれるあたりが、模型用マクロの候補となります。
が、撮影倍率とそれぞれのレンズの最短撮影距離をチェックしてもらい、
なるべく短いもの(被写体に寄れるもの)がオススメです。

家の撮影環境によっては、ピントが合う距離まで下がれないのと、
自分が近づいて、ぎりぎりピントが合う距離で撮影した場合、f値はズームしなければ一番明るく使えますが、
あまり近づけず、ズームで上記と同じ大きさに撮影した場合は、ズームしたことによって、強制的にf値が下がって、暗くなってしまうんですね。稀にf2.8通しとか、ズームしても同じ明るさを保持する素晴らしいレンズもありますが。


今回は、前回の記事に対する、補足編で
ぶっちゃけ読まなくても、また理解できなくとも、
前回の記事さえ読んでもらえたなら、次回に進めるようになっています
のでご安心を。
わかりにくかったらごめんね。



次回は、けっこう大事な「撮影モード」の話をしたいと思っています!

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[2015/07/07 20:00] | 前略〜iPhoneからカメラを考え始めた模型人たちへ | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
前略〜iPhoneからカメラを考え始めた模型人のみなさんへ(その6)
どうやら穴子さんは死ななかったようだw
そして、うしおの父ちゃん、思ったより設定年齢が若くて驚いた^^;
血界戦線は・・・万策尽きたってやつかな?
逆に腰を落ち着けて、凄い最終回作ってくれれば、ぼく的にはチャラだよ!
業界的には監督さん、十字架背負ってしまったと思うけど。
ぼくは素人なので単純に応援してるし、また何か監督として制作してね!って本当に思ってる。
頑張って!


さて、本日はちょっとややこしい話。
カメラのマクロ機能&マクロレンズについて解説したいと思います。

まずマクロって何の事かというと、
ざっくりと言うと「ちっこいものをでっかく撮影する」機能の事を指します。

で、その性能を決める要素が大きく2つありまして。

ひとつは「撮影倍率」と呼ばれる数値で、「センサーに実際の大きさの何倍で写るか?」を示したもので、
マクロレンズと呼ばれるレンズの、性能に関わる部分なのでレンズに倍率が表示されています。
通常1倍がMAXと考えていいです。(1に近いほうが大きく写る)
なので1:◯という形で表記されます。
レンズを取り替える必要のないコンデジなどには通常、表記されていないです。

もうひとつは「最短撮影距離」で、どこまで撮影対象に寄って撮れるか?ですね。
近づけば近づくほど、ファインダーに写る像は大きくなりますが、ある程度まで寄ったら、
フォーカス(ピント)が合焦せず、赤い点滅になってしまうんですが、
マクロレンズやマクロモードにすると、普段より寄ってもピントが合焦するようになったりします。
機種によっては1cmまで寄れるものもあります。

この辺は機種によりけりなんですが、
ぼくの使ってるコンデジのひとつ、XZ-1という機種では、
ノーマルモードで最短撮影距離が60cmなのが、
マクロモードに切り替えると、
ワイド端(焦点距離が短い=画角が広い)状態で10cm、テレ端(焦点距離が長い=画角が狭い)状態で30cmまで近づける。
さらにSマクロモードにすると、ズームは使えなくなって、ワイド端に画角が固定されるものの、なんと1cmまで近づく事ができる。

コンデジで1/144のMSが、ここまでアップに撮れます。
マクロ顔
これがマクロモードで30cm離れて、めいっぱいズームアップしたもの。
ぼくの技術や模型的芸風だと、おそらくこの大きさまでで、ギャラリーを構築するのが良さそう。

Sマクロ顔

これがSマクロ機能で、1cmまで寄ったもの。
ここまで大きくなると、工作精度がモロにわかるようになり、
ダークアイアンでのドライブラシがよくわかる反面、
表面処理のアラやちょっとしたはみ出しまで、モロバレになり、
ある程度の工作技術がないと、逆にアラや失敗を晒してしまう事にもなりかねない。
自分の腕と相談して、こういった接写の大きさを決める必要があると思う。
今のぼくには無理っぽw

あと小さなホコリまでピントが合って映り込むので、
相当神経質に、撮影前のホコリの除去が必要だったりする。
首の下のフィンに一本あるでしょ?
640X480に圧縮してるからわかりづらいけど、PCで調整してる時のデカイサイズで見てる時は、
目尻あたりに、もう一本、ホコリがくっついてるのがよくわかる。(よくみると少し見えるね)
デカイサイズで公開する人は気をつけて。

何がどうなって、でかく写るとか、説明しだすとかなりわかりにくいんで、
すべてをすっ飛ばし、ざっくりとまとめておくと、

マクロに関してはセンサーサイズの小さいほうが基本的に有利。
コンデジの方が一眼レフよりもでかく写せるとざっくり考えてくれて構わない。
もちろん、一眼でも大きく写せるが、ハイエンドコンデジ一台分くらいのレンズ代金の追加が必要となります。
キットレンズと言われる、はじめに一眼レフについてくるレンズだと(例えばぼくの18~105mm)で撮影倍率0.2と、かなり小さく写ります。

最短撮影距離1cmでカメラを構えると、カメラ自体が邪魔になって、撮影対象を暗くしてしまうので、ライティングなどに注意が必要。あとマクロモードはピントにかなり神経質なので三脚必須と考えて撮影しましょう。


さて。
ここでかさばる兄さん、ひとつ疑問があって実験してみました!
センサーサイズの小さなカメラでドアップで撮った写真
VS
センサーサイズの大きなカメラで撮った写真をトリミング(必要な部分だけ切り出す事)して同じくらいの大きさにした画像ではどちらが綺麗なのか?



マクロXZ-1
まずこちらがコンデジ、XZ-1
1/1.63型 1000万画素 焦点距離112mm マクロモード

DP-1Xトリミング
こちらが コンデジだけどAPS-Cに匹敵、DP-1X
(ほぼAPS-C) 1400万画素 焦点距離28mm 撮影したあと、トリミング(画像切り出し)で112mm相当の焦点距離に。

この大きさで、なんとかいい勝負(シャープさで若干、後者が負けてる?)ですね。
Sマクロモードと同じ大きさまで切り出したら、後者はさらに甘くなる一方なので、
これは、さすがに勝負にならない感じですね。
ちなみにDP-1Xの撮影倍率は1:15.4だそうです。

これは、撮影倍率が低いレンズでの対決なので、このような結果ではありますが、
持ってないので試せませんが、マクロレンズ1:1(撮影倍率が等倍)とかなら、
(予想ですが)Sマクロとだっていい勝負出来ると思います^^


今回は、詰め込み過ぎるとこの連載の意義がなくなるので、
ざっくりとした説明だけにさせてもらいました。
次回の記事では、「そこまでは別に知りたくない」という人は読み飛ばしてもらう番外編として、
「なんで、安くてセンサーのちっこいコンデジの方がマクロに強いの?」とか、
これもまたざっくりではありますが、読めば、ああ、そういうことかと
納得してもらえる、少しだけややこしい話を書きたいと思います^^

多分、その後に「撮影モード」の話をさせていただいて、
かさばる兄さん的「模型用カメラの選び方」に迫りたいと思ってます。

そしてその後は、具体的な撮影アドバイスや、RAWの調整のコツみたいな事を紹介できればと思ってます。
もうしばらくお付き合いくださいね^^



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[2015/07/06 20:00] | 前略〜iPhoneからカメラを考え始めた模型人たちへ | トラックバック(0) | コメント(10) | page top
前略〜iPhoneからカメラを考え始めた模型人のみなさんへ(その5)
なんだろう?
工具入れの中に、プラ用のノコギリちゃんが見当たらない。
今日やろうと思ってた工作に必要だったんだが。

見つかんないので、今日は日記で頑張ることにw

ちょっと間が開いてしまったがカメラの話をしよう。

今日は被写界深度とボケの話。

被写界深度というのは、ざっくり言うとカメラから撮影対象までのいわば「縦のピントの合う範囲」の事である。
浅いと、ピントの合う範囲が狭く、深いとピントの合う範囲が(前後に)広くなる。

基本、対象(とりわけこの場合プラモデル)全体にピントを合わせて撮るものではあるけれど、
「ピントの合う範囲」を限定することによって、「見せたい物」を際立たせる写真を撮ることができるのだ。

被写界深度

こんな風に横並びのプーギー。
(少し斜めってるので、両端は既にピントが甘くなってるけど)

被写界深度1

コレをさらに斜めに撮影したものがこちら。
被写界深度が浅いので、「王様」だけがピントが合ってて、
「主役」となってるのがわかるだろうか?

これが被写界深度の浅い深いであり、
ざっくりと
f値を開放すれば(数値上は小さく)するほど浅く、
f値を絞れば(数値上は大きく)絞るほど深くなる。

例えばMSの顔をアップで撮ったり、
複数のMSでのジオラマなどで、主役として見てもらいたい方だけにピントをあわせ、
遠近感などを強調するのに使われる。

ピントが合っていない部分は描写が甘くなり、
一般的にピントがあっている場所よりも後ろ側での甘い描写を「ボケ」と呼び、
ピントの合ってる場所よりも手前側の甘い描写を「前ボケ」とか呼んだりする。

この「ボケ」のやわらかく溶けてゆくような描写は、大きなセンサーでなければ得難く、
逆に言うと「いいカメラ」を買った!という醍醐味を得やすい部分ではある。
ただ、「模型の写真」という限定したシチュエーションでの使い道としては、
そんなに必要性が高くないと思うので、花の写真とか、ちょっと芸術性の高い写真など、
「プラモの撮影以外にも楽しみたい」という人向けの話と思ってくれて構わない。

被写界深度f2
これがコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)でのf値2.5(被写界深度が狭い)での写真。
胸の装甲あたりにピントの中心が来ていて、ジャイアントバズの先端がややボケている。
前ボケとしての描写はf値の低さの割に硬いが模型写真としては問題ないとぼくは考えます。(好みによる)
こういうボケが入ると前後の遠近感が出ますね。

被写界深度f2後

今度は一眼レフでf2(被写界深度が狭い)での写真。
比較としてはポーズとホワイトバランス(ざっくり言うと色合い)が違ってて申し訳ないがピントに注目。
先ほどと同じ距離感で、モノアイあたりにピントが来ていて、やはりジャイアントバズの先端が前ボケしている。
そのボケの描写が、先ほどのコンデジと違い、相当柔らかくとろけるような描写になってるのがお分かりだと思う。
花とか撮るのにはすごくいい描写だけど、プラモの撮影としてはここまで溶ける必要はなく
上の写真程度のボケ方で充分だと思わない?

今度は逆に、武装を見てもらいたいとか、遠近感を強調したい場合などでよく見るパターンを。

被写界深度f8前

今度は一眼レフで先ほどの反省を踏まえ、f値を8にまで絞って被写界深度を深く取ってある。
ジャイアントバズの先端を主人公にしながら、本体がややボケて遠近感を出している。

被写界深度f2前

これを、f値を2の開放にして被写界深度を浅く取るとやはりこうなる。
ドムの描写がやはり溶け溶けにwもはや模型には向かないかな。


こんな感じで、

f値を開放にして被写界深度を浅くすると、主役をハッキリさせた写真が撮影でき、遠近感を醸し出せるが、
(あくまで模型撮影においては)センサーサイズのでかいカメラでは、少し絞ってボケを硬くするのが吉。

f値を絞って、被写界深度を深くすると全体にピントが合う、わかりやすい写真が撮れる。

ざっくり、今回はこう覚えてもらえると。

次回のカメラの話はいよいよ、多分みんなが興味のある「マクロ」の話の予定です!

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[2015/07/05 21:35] | 前略〜iPhoneからカメラを考え始めた模型人たちへ | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
前略〜iPhoneからカメラを考え始めた模型人のみなさんへ(その4)
ここんとこ、模型においてのカメラの話をさせてもらってますが、
興味のない人はごめんなさいね。
おそらく週末あたりなんかは、
いつもの「徒然」でバカトークすると思いますw
あと明日は新発売の日ですので、やはりガンプラの記事をあげさせてもらう予定です^^

さて。
さっきも書いたように明日はカメラ記事がお休みなので、
カメラ選びにおける大事な要素としての、保存形式とモードについて書かせてもらいますね。

今回はかなり大事な事書きますよ!
こないだから、本文や、質問コーナーに度々出てくるRAW(ロー)って何?っていう話です。

自分が買おうと思ってる製品や、自分の持っている製品のサイトに飛んでいって、
記録形式/記録方式という部分を見てRAW(ロー)、JPG(ジェイペグ)(あるいはJPEG(ジェイペグ))と書いてあるか?
これが重要です。

ぼくが挙げた1/1.7型のセンサー以上という条件は、
コンデジにおいてはハイエンド機種に搭載されているものなので
このあたりからRAW(ロー)で保存可能だったりします。
でも、一応確認してね。

さて。

まず、普段みなさんが使ってるのはjpgの最高画質モードとか、そんな感じの
ドットの多いjpg画像を精製するモードじゃないでしょうか?
これを、設定でRAWというモードに切り替えて使って欲しいのです。

どういうことかといいますと
まずjpg(ジェイペグ)で撮影するというのは、イメージで言うとポラロイドカメラで直接写真を撮影しているような事なんですね。
なので、カメラ側で自動的に調整した絵をメモリーカード上に吐き出し、
それをそのままリサイズだけして、ブログなどにアップしてると思うんですが、

RAW(ロー)というのは、これまたイメージで言うと、フィルムに焼き付けるような画像保存法で、
フィルムなので、当然データをそのままPCに移しても見れないし、
ブログにアップしても見れません。
専用のRAW(ロー)をいわば現像するアプリが必要で、大概カメラにCDが付いてきて、
その中に入ってますのでインストールして使います。

で、

jpg(ジェイペグ)は、上記のように、すでに写真なので、「ちょっと暗すぎだから、明るくしよう」と修正すると、
無理が出て、訳の分かんないとこにノイズが出たり、細かな調整が出来なかったりと、
後からどうにかするのは不向きなんですね。

RAW.jpg
(この画面の右側のスライダーで調整してます。模型じゃなく写真メインのものなので、かなりいじってます)

ところがRAW(ロー)はフィルムで、今から印画紙をセットして、好みの状態で焼き付けますよ!ってことなので、
明るさやコントラスト、色温度や色合い、シャープネス、シャドウやハイライトと、
いろいろパラメーターを動かしてから、jpg(ジェイペグ)という名の印画紙に書き出す事ができるのです。



また調整においても、jpg(ジェイペグ)だと、
カメラの機能で、ビビッドとかコントラスト(強)とか設定して撮影ということになるので、
例えば模型の展示会で、一つ一つの作品に合わせて、ベストなセッティングを行いながら撮影など
到底不可能なわけですが、
RAW(ロー)だと、お家に帰ってからゆっくりと、
ひとつの作品に対して納得行くまで落ち着いて調整を追い込めるわけです。


それともう一つ利点が!
そもそもみんな知ってるjpg(ジェイペグ)ですが、
これは、画像における圧縮形式の一つなのは知ってた?

例えば音楽だとCDに収録されているデータはwave形式なんだけど、
それをなるべく音質を落とさずにデータサイズを約1/10にまで圧縮したのがMP3。
(実際はMPG-2(エムペグツー)というDVD形式の映像圧縮技術から音楽の圧縮技術を取り出したもの)
それの写真版で、bmp(ビットマップ)という形式を、軽いデータサイズに圧縮したのがjpg(ジェイペグ)なのです。

でね。
カメラでjpg(ジェイペグ)に書き出す時には、ざっくりと高品質(データが多いけど綺麗)か低品質(データが少なくて済むけど、汚い)くらいの設定なのですが
RAW(ロー)だとjpg(ジェイペグ)に書きだす時に、jpgの圧縮品質をかなり細かく制御できるんですね。
写真に印刷するなら、最高品質にして、
ブログに上げるなら、容量見ながらブログ開いた時に重すぎないようにデータを軽く。
でも綺麗に見えるギリギリの段階をいくつか設定を変えて変換して、確認して使うとか出来るわけです!


ちなみにかさばる兄さんが模型用に初めて買ったデジカメは1/2.3のセンサーサイズのもので、
RAW(ロー)モードがありませんでした!wいやぁ、失敗失敗w
(あくまでぼくの推奨する)綺麗な写真をデジカメ撮りたいならば、
「RAW形式で保存できる」というのは必須条件です!
ここだけははずさないようにしましょうね^^

*次回以降はローとジェイペグの読み仮名外しますね^^
今回で覚えちゃおう!w

いつもの如く赤字だけ憶えてくれるんでもかまわないんだけど、
できればRAWがどういうものか理解して欲しいので、
じっくり読んでくれると嬉しいです。
理解したいんだけど、今回の説明じゃわかりにくい!という方は、
例によってコメントくださいね。
ほかの質問も継続して受け付けてまーす!

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

[2015/06/24 20:21] | 前略〜iPhoneからカメラを考え始めた模型人たちへ | トラックバック(0) | コメント(12) | page top
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