超解説!みんなで作ろう自作バキュームフォーム(自作バキュームフォーマー)その5
さて、本日2回目の記事。
年始にこの記事を使うのがぼく的には楽なんだけど、
間にGレコとかはさんじゃうのもね。

では、ここからは詳細。

まずはその特徴です。
バキュームフォームで生成されたものは
*曲面の再現性
*基本的にプラ板1枚なので軽い
*プラ板一枚なのである程度強度がある
(さらに強度が必要ならパテを裏打ちしたり竜骨をプラ板で仕込んでもいい)
*完成形はプラ板一枚分大きくなってしまう。(厳密には伸ばされてさらに薄い)
なので、原型を少し小さくするか、完成体を少し幅詰めするかということになります。
*加工中に失敗してもプラ板一枚なので、ランニングコストが安い。
(一枚のTAMIYA製プラ板なら4回分切り出せる)
といった感じ。


それらを認識した上で
どういう場合にバキュームフォームが有効なのかといえば、

1:プラ板での再現が難しい曲面やその左右対称のパーツが欲しい場合。
円錐形や先の丸まった円筒形などなど。

2:ポリパテやキャストの塊で作ったパーツを軽いものに置換したい時。
塊で作ったものの、可動モデルに使うには重すぎて困る場合などですね。

3:ポリパテやキャストの塊で作ったパーツ内部を中空にしたい場合。
関節を仕込みたい場合に元パーツを掘るって仕込むのか、バキュームで作って仕込むのか、
作業的カロリーを考えて、良さ気な方でやるといいと思います。
人型なら、片腕、片足つくるだけで、反対側も量産できるのもポイント。

4:躊躇する大胆な作業に。
例えば、もう手に入らないだろーなーというような、古いキット。
腰と胸部を切り分けていといろやりたい。でも失敗したら・・・。
そんな時にバキュームをかけて(旧キットはスライド金型とか使ってないから、抜きが1方向なので抜きやすい)、バキュームの方を刻んでやってみるというのもありだと思います。
(当然少し大きくなるので一部詰める)


<原型について>

1:ベストなのは、バルサ材とかポリパテの塊から削りだしたもの、はたまた固まる粘土など。
抜きやすい形状ならいいんですが、
抜けない場合、型から剥がす時「原型にさほど気を使わず」カッターを入れて割ることが出来るからです。

ちなみに本編でも数回でてくる、ss standmanさんに教えていただいたバルサ材は「カッターで切れる材木」としてホビーに大活躍したのですが、今はなかなか手に入らないようです。ホームセンター3種類回って、店員さんにも伺ってみたのですが、今はパイン材とDIY材というものに置き換わってますね。
残念ながらカッターでは切れません。
模型店でもなかなか扱いがなく、もしかしたらVOKSなど大きな模型店ならあるかもしれないといった程度(まだ確認しに行ってません)
通販の方が早いかも。

キットを原型に使う場合は、熱で溶けてくっつき合うんじゃないの?とぼくも思ってたんですが、
そんなこともなく、その点は大丈夫だったのですが、ピッタリくっつきすぎて、
しかも抜きにくい形だったのでカッターで切れ目入れるのに、やはり原型にも少し傷がつきましたね。
はじめの方の記事でも書きましたが、完成品フィギュアなどは、材質や塗装などによっては原型に使うことで溶けたり、塗装が焦げたりといったことがあるかもしれません。自己責任でお願いします。

2:抜く方向。
形によって様々なんですが、基本逆テーパーにならないように気をつけて。
バキュームフォーム65
上は抜きにくいが、下は抜きやすい。こういうことです。
カタチによって、いろんな方向で抜くことを検討して場合によっては2分割することも念頭に入れてやってみるといいかもしれません。
(やってみて無理だったら)奥まった部分には原型に穴を空けて吸い込みを助長してあげるといったことも。

バキュームフォーム71

絵がかなり残念なので伝わりにくいですが、妖怪ウォッチのジバニャンのように、耳の内部がラウンドしながら奥まってる造形だと
バキュームフォーム72
よこから見ると破線のように面が奥まっているのに、バキュームすると右図のように耳の頂点から真下に面がさがってきてしまう場合があります。(あっさりうまくいく場合もある)
バキュームフォーム73
そこで一工夫。原型の底面に穴を空け、さらに耳の奥まった部分の天面に数箇所穴をあけて、「吸気の道」をあらたに通して、意図的に引き込んでやるといいと思います。
こんな感じで、いろんな工夫でプラ板を密着させる方法を模索しながらやるといいと思います^^

3:原型の下に台を付けて、パンチングプレートに両面テープで固定しますので
前にも書いたとおり原型の一番下、プレートに接するあたりが一番原型への追従性が悪いので、
台で持ち上げて、余剰部分に、「成形の悪い部分」をもってくるようにします。
尚、原型より台が大きければ、そこでプラ板は外へ折り曲がり、
バキュームフォーム67
小さければ内に折れ曲がって(しかも折れ目でいきなり切らないと、そもそも抜けない)
作りたい完成品の一番裾に「折れ目」が来ます。
その曲がり方が90度に綺麗に曲がってて、綺麗に切り出せたならなにも問題はないのですが、
少しだけ広がって、切り落としても「曲がりかけ」が残った場合の対処の提案をしてみたいと思います。

正式な方法はカッターで切除できるバルサ材という木片に原型の裾を押し当てて、ペンで形を書き、そのとおりにカッターで切除する方法や、同じように発泡スチロール使って、発泡スチロールカッター(¥500前後。電池を入れて、ニクロム線を赤熱化させて溶断するという代物)で焼き切ってしまう(曲線再現が楽)という手がよく載ってると思うのですが、かさばる兄さん式はもっと簡単です。

バキュームフォーム66
まず原型の裾を1mmプラ版を押し当て瞬間接着剤で数カ所を点付け。(仮留め)
くっついたプラ板をはさみでジョキジョキと裾の形に合わせて邪魔な部分を切り落とします。
それを2セット行い、原型の裾を2mm伸ばしてやるわけです。

そして、バキュームフォーム本体の枠が80mmなので、80mm〜100mmほどの適当な土台を両面テープなどでくっつけてやるわけです。原型よりも小さくなければ大丈夫。(抜きにくいから)
形も、原型に合わせて削らなくてOK。理想は原型と同じ大きさか少し大きい面積の天面を持つ台形です。
「抜き勾配」があるので抜きやすいと思います。

バキュームフォーム68

そしてバキュームを取った後、台の半分くらいの高さまで余白を切り取ります。

バキュームフォーム69
そして半分露出した台をつまんで原型ごと台を抜き取るわけです。
そして完成品の台座に合わせて外側に折れ曲がった部分は、必要な部分の2mm下なので、折れ曲がったトコでジョキジョキ切って、2mmの余剰を丁寧に切り落せば、完成です。
バキュームフォーム70
上の図は、土台を直接貼り付けた場合。
土台の大きさがぴったり合ってないと、原型の裾に折れ目が来て、直角に折れてくれていない場合困る。
下の図はプラ板でピッタリサイズの余剰を伸ばした場合。
多少折れた部分の角度が浅くても、横線より上が必要部分なのでなにも問題なし。

台座を加工するよりも、本体を伸ばすほうが楽という方式ですが、いかがでしょうか?
色々やる中で、条件が合えばぜひ試してもらいたいやり方のひとつです。


失敗した場合の考えられる原因とか対処。
きっと妖怪のせい。

穴が空いた。
|
|_プラ板の熱しすぎかも?
|_選択したプラ板が薄すぎたかも?一段厚いものに変更してみよう。
|_プラ板を節約しようと、小さく切って原型ギリギリにしてない?
  ケチると引っ張られる部分が減って失敗するよ。


滑り台現象が起きた

|_吸引力が足りない
|   |_本体の隙間テープの高さを80mm>30mmとかに落とす。
|   | その際、パンチングプレートを固定しているネジの頭の方が高くなるので、
|   | 低いものや頭が出ていないものに一緒に交換するといい。 
|   |
|   |_ホルダーのフォトフレームの厚みが分厚すぎる。
|   | いっそ、ぼくのように一枚のフォトフレームのフラットな面に
|   | 直接プラ版をクリップで留めてみるといい。
|   |  
|   |_ステージの面積が広すぎる。
|   | 一番外側に貼ってた隙間テープを剥がして、さらに内側に貼って面積を減らしてみる。 
|   | 
|   |_掃除機とノズルはしっかりつながってるか?
|     隙間があればビニールテープを巻くといい。
|      あとボックスのあいだに詰めた配管パテあるいは粘土に隙間はないかチェック。

|_プラ板の暖め不足。(これがほとんど)
  かなりだらーんと下がるところまでやって欲しい。
  あと、端の方も暖めてあげて。  
  ステーがついてるので、やけどしそうということにならないはず。
  失敗したら、穴があかない限りは、もういっかい暖めなおしてトライできるよ。

原型が外れない
|
|_原型を置く方向などを上記の記事のように見なおしてみよう
|
|_天面側に小さくピンバイスで原型に気をつけて穴を空けて、爪楊枝で押してみよう
|
|_原型に気をつけてカッターで切れ目を入れて、慎重に押し広げる。

こんな感じでなんとかなるんじゃないでしょうか?

トライ&エラーでがんばってみてください。


<改良アイディア>

本体の隙間テープの高さを80mm>30mmとかに落とす。
その際、パンチングプレートを固定しているネジの頭の方が高くなるので、
低いものや頭が出ていないものに一緒に交換する。 
(ぼくのはパワー有り余ってるからしないけど)

ホルダーのフォトフレームの一辺に蝶番をつけて開閉可能にして、
残り三辺に磁石を埋める。

これでとりあえずは、バキュームフォームの自作の記事を終わりたいと思います。
大量の文字、へたっぴな絵などに最後まで付き合ってくれてありがとうございました。
やってみてわかんないこととかあれば、初見の人でも遠慮無く聞いてくださいね。

自作して完成したら、出来たよ!ってカキコくれると嬉しいですね。
あるいは、自作してその様子をブログとかに上げるときに、
ここで作り方載ってるとか、文中で紹介してくれるとさらに嬉しいかも^^
「バキュ友」が広がっていくといいなぁw

またぼく自身もホルダー貴方疲れているのよ作りなおした時にでも、
追記として記事を上げたいと思ってます。興味ある方はまた読んでくださいね!


では、みなさん、良いバキュームライフを!


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[2014/12/28 22:57] | 自作バキュームフォーム | トラックバック(0) | コメント(7) | page top
超解説!みんなで作ろう自作バキュームフォーム(自作バキュームフォーマー)その4
いつも遊びに来てくれている方、こんぬづわ!
バキュームフォームで検索して遊びに来てくれた方、はじめまして!
ドズル中将のセリフで検索してきた方、ビグザムが量産の暁には以下略!

さて、前回の記事ではプラ板ホルダーの解説が、失敗した方の部材の写真しかなくて、
「これを買ってはいけない」とか、「薄いの買ってね」みたいな表現になってしまったんだけど
今のところ、ちゃんと読んでくれて大丈夫な様子。ありがとうございます。
忙しすぎて100均に行けていないのですが、なるべく早い目に部材を買ってきて、
薄いので作りなおした写真と記事にバージョンアップするつもりです。
それまでは、少し見苦しい記事になってますが許してくださいね^^;
(写真だけならネットで拾って書くことも可能だが、
あくまで組み付けてテストしてから書きたいので。)

さて、前置きはここまでにして、今回は<実践編>に行きたいと思います。

使い方。

バキュームフォーム54
原型の底に台を両面テープとかで固定。

バキュームフォーム55
それをバキュームフォーマーの穴あきプレートの真ん中にこれまた両面テープでセット。

バキュームフォーム56
掃除機の先を、バキュームフォーマーの横につけてある掃除機のノズルパーツにくっつけます。
サイズが合っていないようなら、ビニルテープを巻いて隙間をふさぎましょう。

バキュームフォーム57
プラ板を内枠よりも大きく、外枠よりも小さく切りって、プラ板ホルダーにはさんでクリップで留めます。
順序は上から、ステー付き(ステーが上)プラ板、ステーなしの順です。

バキュームフォーム58
電熱器のスイッチを入れ、暖まってきたらプラ板ホルダーを上に持って行って、くるくるとゆっくり旋回させながら全体的に暖めます。(絵の電熱器デカすぎたw)

バキュームフォーム59
高さは、電熱器天面から1cmくらいじゃないでしょうかね。
あ、火力は「内外600W」モードで。

バキュームフォーム60
暖め加減を伝えるのが難しいのですが(写真、妹に撮ってもらったけどわかりにくかった)
シワが寄ってくる>やがてシワが一度と消える>今度は全体的にだらんとテンションがなくなってきて、
この図のような感じに垂れ下がってくる。

バキュームフォーム61
だらんと垂れ下がり始めたあたりで、掃除機のスイッチON。
はじめからONでももちろんいいです。うるさいから、寸前にONしてます。

バキュームフォーム62
充分にプラ板が垂れ下がったら、急いでバキュームフォーマー本体の上に持って行って、まっすぐ引き下ろします。

バキュームフォーム63
一瞬で密着するので急いでスイッチを切ります。
外から供給される空気がプラ板で抑えられているので、こんどは本体のタッパー事態が吸われ続けて変形してしまいますので、壊さないようすぐにスイッチを切ります。

バキュームフォーム64

絵はツキノワグマです(どうでもええわw)

完成です。
その1の記事とかぶってますが、
実際完成した後に、初めて作業するとき
このページを開いて横に置いておけばわかりやすいように、
全工程を絵でまとめてみました。

<リカバー>

バキュームフォーム35

ちなみにこんな風に滑り台現象になった場合。
本体の通気性を見直すとか、もっと熱してからやればよかったとか、
駄目出しして、それらをクリアできたなら、
穴さえ開いてなければ、ホルダーから外さずにこれを再加熱して使うことができます。

熱してみたら、まっすぐになるまで戻ったよ!
ぜひお試しあれw

うまく言ったら、「ドヤァ」とカキコしてくれると嬉しいかな。
冥利に尽きます。

そして、かさばる兄さん真骨頂。
本日中に<細かい話>に続きます。

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[2014/12/28 19:33] | 自作バキュームフォーム | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
超解説!みんなで作ろう自作バキュームフォーム(自作バキュームフォーマー)その3
いつも遊びに来てくれている方、こんぬづわ!
バキュームフォームで検索して遊びに来てくれた方、はじめまして!
ドズル中将のセリフで検索してきた方、ビグザムが量産の暁には以下略!


うおおお、さすがに忙しい。
サイト巡回前に力尽きて突っ伏してたわ^^;

さて、今年もあと僅か。
25日まで¥100引きだった、なか卯の親子丼食いたかったなぁ;;

気を取り直して、バキュームフォーマー製作記事の続きを書きたいと思います。


さて。
前回は、箱を裏返して、真ん中に四角く開口してそれより少し大きいパンチングプレートをネジで固定して、
開口部周りをテープで目張りしたとこまででしたね。
(簡潔に説明するとこれだけで済むw)

では次に、掃除機のノズルを突っ込む穴を空けますが、
前回で書いた、パンチングプレートの端っこはテープで貼り付けてますか?
特に穴を途中でカットしてる部分が鋭利です。
このあと箱を作業しやすいように動かして穴を開けていきますので、
注意が回らず、服や肌が破れたり、怪我したりと危ないですので、できればテープで抑えてから次の作業に移ってください。(真・大事なことなので二回言いましたw)


では、掃除機ノズルパーツの先の平になってるトコに定規を当てて、短辺、長辺の長さを測ります。
これは商品によって差があると思うのでここに数値は書けませんのでよろしく。

長さがわかったら、先ほどのボックスの短辺側の横っ腹に、
測った長さに合わせて定規で四角を書きます。
それができたら、各頂点4箇所と間の真ん中と合計8箇所に、また穴を空けます。

バキュームフォーム5

ぼくはズボラなので線じゃなく点を打ってやってますがw
これを先ほどと同じく、穴と穴をカッターで切り繋いで(へんな日本語w)いきます。
とにかくミスと怪我が少ない方法なので、守ってくれるとお兄さん的に嬉しいです。

バキュームフォーム6

こんな感じ。ここに掃除機ノズルの先端を挿せるトコまで差し込みます(途中で丸くなるから止まる)
入らなければ、少しカッターで削いで穴を大きくしてください。
そして逆に少しくらい大きすぎても大丈夫!
この後、気密性を高めるために、エアコン配管パテという粘土みたいなのを隙間に詰め込みます。
あければ油ねんどでも構いません。
隙間がちゃんと埋まってて、簡単にスポッと抜けないようになってればOKです。

次に、隙間テープを開口部に合わせてまず一段貼ります。
そして内側にもう一段貼ります。

バキュームフォーム49
こういう風に互い違いになるように貼ると空気が逃げにくいです。

そして余った分は一番外側に、適当に貼ってしまいましょうw
これによって空気の漏れを防ぎ、空気量を制限し、押し当てた時の「気密を保てるストライクゾーン」を広くしようという腹です。剥がそうと思えば簡単にはがせるので、今後、内側の壁よりでかいものをプレスしなくてはならなくなった時には剥がして使ってみるといいと思います。

これで本体は完成です!


こんな感じになってるでしょうか?
わかりにくいことあったら聞いてくださいね!



お次は、プラ板ホルダーです。
簡単に作るなら、なるべく厚みが薄く、
枠の表面がフラットなフォトフレームを選んで同じものを2枚買っておき、
バキュームフォーム52
枠の内側の、写真を止める金属のホルダーをラジオペンチで引っこ抜いておきます。
内寸より大きく、外寸より小さく切ったプラ板を2枚のフォトフレームの間にはさみ、
目玉クリップでホールドして完成。
バキュームフォーム53
本番では間にプラ板が挟まってます。
ちなみに写真のフォトフレームは分厚すぎて失敗。薄いの買ってね。


<ちなみに>
かさばる兄さんの買ったフレームは、表面がラウンドしてて、しかも分厚い最悪なものでしたので、
その分厚さのせいで、挟むと空間が大きくなりすぎて失敗の原因になってました。
そこで一枚だけにして、
バキュームフォーム37
木枠とプラ板を直接クリップで挟んで、平らな方を下にして押し付けて成功となりました。厳密にはクリップに僅かな厚みの分気密性が良くないのですが、隙間テープの柔らかさで段差が吸収されたようです。
このままでも運用可能ですが、ぼく自身もいずれフラットX2枚で挟む方式に変えたいとは思ってます。


で、これで完成なのですが、実際に推奨されるように手袋つけてても、熱かったんですよ。
あと、枠だけを片手で持つから(両手だと、端を攻めた時に、片方が電熱器の中心に来てしまう)
指だけで持ち続けるのもしんどいしね。

そこで、ここではフレームの上面に、ステーをネジで取り付ける方法を推奨します。
手袋もなしでOK。
しかも両手が使えて、安定と、いいことづくめだと思います。

短辺にネジを二箇所で止めます。この方が両手で持った時安定するからです。
下にする平らな方に付けてしまうと、プラ版より分厚くて隙間ができてしまうので、
一番天面にステーが来るようにして、ナットも当然天面側。
バキュームフォーム50
つまり底面の平らな側から、ネジを入れる形になります。(天面がフラットなやつ)

今回は図は、はしょりますが、ステーを当てて、二箇所にまた、穴に合わせてペンで丸を書いて、
そこにドリルで穴を空けます。
3mmでは少し細いですが、無理やり通したらなんとかなりますw

最後まで無理やりドライバーで回してねじ込んだら、ちゃんと周りに合わせてフラットになりますが、
バキュームフォーム39

木枠を割ってしまいそうと思った場合は、穴を空けたあと、プラスドライバーを直接穴に差し込んで、そのまま強引に回して、
バキュームフォーム51

入り口を少しすり鉢状に削ってやるといいです。

あとはネジを通して、上からナットで止めちゃいましょう。


バキュームフォーム48

これで、とりあえずは完成となります。

尚、挟む方式を取る場合、フレームの4隅に100均で売ってるネオジム磁石を埋め込んで、
パテで固定してしまえばいちいちクリップでクランプせずに運用出来ます。
 (n兄さん、教えてくれてありがとうございます!)

さてこの次は、実際のやり方とか改良ポイントになります。
一応全部読んだ上で、試してもらえるといいと思います。

尚、完成したら「出来たよ!」とか書き込みくれると嬉しいですね。

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

[2014/12/27 12:00] | 自作バキュームフォーム | トラックバック(0) | コメント(8) | page top
超解説!みんなで作ろう自作バキュームフォーム(自作バキュームフォーマー)その2


いつも遊びに来てくれている方、メリクリ!
バキュームフォームで検索して遊びに来てくれた方、はじめまして!
ドズル中将のセリフで検索してきた方、ビグザムが量産の暁には以下略!

さて。
昨日の記事では、みなさんから「わかりにくい」というコメントがなかったので、
なんとか胸をなでおろしてます。
あのへたっぴな図解と文字を、
ちゃんと咀嚼して読んでくれてるのだなぁと実感できて嬉しかったです。

実際バキュームフォーマーって自分が作った時は、
なんで本体に枠がいるのかとかわかんなくてさ。

まぁ、考えずに他に作ってアップされてるのと同じの作ろうとか思っても、
サイズとか書いてないし、人によって大きさまちまちだしで、
この部品でいいのかな?と確信できないまま買い物をしたんですよね。

そこで思ったのは、自分が記事にするときは、
もったいぶらずに、かつてない「完全開示」
ここに遊びに来てくれたみなさんが、不安なく作れるように記事を書こうということでした。


どういう理屈で出来てるのかわかってれば、
もしもまったく同じ部品が手に入らなかったとしても、
「この部品でもいけるはず!」って自身を持って代替品が選べかなと。

記事は、この「カ式吸込成形機テストタイプ弐」(エヴァっぽいw)の材料と作り方、
そして、作り終わってみて、
今ならこういう風に作るのもいいんじゃないという改良のアイディアも書く予定です。
吸入を果たす掃除機の吸引力がみんな様々なので、
「書いてる通り作ったけど、ちょっと弱いかも」という事態が起こった時、
改良ポイントの記事を読んでもらうと修正ポイントがわかるかな、と。
本当に、最後まで完成できるようにと書いてます。
わからないこととかは、初見の方でも遠慮無くコメントで相談してね^^

バキュームフォーム48

まず、これが完成形。
これに向かって工作を進めていきます。


<材料>
ここでは商品名とか大きさとか購入先とかお値段を書いておきますね。

バキュームフォーム17

タッパ ¥100 (3600ml) (商品には書いてなかったけど底が約160mmX215mm) (100均のダイソー)
もっと浅いものでも大丈夫なんだけど、縦横の大きさを満たすとこの大きさしかなかった。w

バキュームフォーム4
すみっこ吸いブラシ(掃除機の口) ¥100 (100均のダイソー)
ユニバーサル規格というか、だいたいの掃除機はこれで合いますが、
もしもスカスカだったりしたら、使う度にビニルテープでも巻いちゃいましょう。
右側のハボキはセットになってただけで、ここでは使いません。
机の上を掃くのにでも使いましょうw

バキュームフォーム1
すきまテープ ¥100 (幅15mm厚さ8mm長さ約1500mm)(100均のダイソー)
この商品は白い紙部分を引っぺがすのが妙に難しかったw
爪切った直後だったんだよな^^;
厚みに注意。8mm以下はDIYの店で¥300前後のお値段がかかります。
ちなみにプレートを止めるネジの頭がけっこう高かったので30mmとか買ったら、ネジの方が高くて使えなかった。この8mmの高さが推奨。

バキュームフォーム16
ステン板 パンチング 穴径5φxピッチ5Px巾150X150mm M9525 (久宝金属製作所) ¥500前後 (DIYの店、コーナン)

ステンなべ小ねじ ¥200以下。M5X10 4本入り(ピッチ0.8ドライバー2番) (DIYの店、コーナン)
ボルト、ナット、ワッシャがセットになってるやつ。
先が揉み込むように尖ってないやつね。

バキュームフォーム8
はがきサイズ木製(木製じゃないとダメ)フォトフレーム ¥100X2枚 (100均のダイソー)
これ、別の日の記事に書くけど失敗。はじめ2つで挟み込んでたけど、
分厚すぎて、先日の「原型の周りの空気量」が多くなってしまった。
なので、この写真のは買っちゃダメ。
表面がこの写真のように波打ってない、
フラットなデザインで厚みの薄いフォトフレームを買うほうがいいです。

バキュームフォーム10

目玉クリップ(中) ¥100 (100均のダイソー)

バキュームフォーム38
クロームメッキ曲げ板(チドリ)300mm (株式会社八幡ねじ)X2本 (DIYの店、コーナン) 
いわゆるステーで、幅15mm長さ290mmで穴がM4とM3が開いています。
レシートなくしてますが確か一本¥200以下でした。

皿小ネジ M4x15mm (ボルト・ナット)ステンレス4本セット (DIYの店、コーナン) 
これも¥200以下。皿、つまりプラスドライバー突っ込む上の部分がまっ平らなやつです。
長さはフォトフレームの厚さ+5mm以上であればOKです。(今回のフォトフレームが10mmでした)

エアコン配管パテ 少量 (100均のダイソー)¥100
これ友人からもらったので値段わかんないけど多分売ってると思いたい。
なければ油粘土(紙粘土とか、固まるやつはダメ)で代用できるので、それで。

ざっと¥2000!
なんとか¥2000以下に収まりました^^
安さをアピールするだけなら、持ち手がなければ¥1500切るのですが、
あるのと無いのとで、作業の成功率や安全性が格段に違うので、
¥600差 (実際は高めの金額で書いてるので多分¥500差)ならつけようよっていう事なので、
かさばる兄さん式では、少し他所よりお高くなってると思います。
ちなみにネジの類をステンレスからユニクロ(ユニバーサルクローム)にランクダウンさせるとあと100円くらい安くなります。
でもかっこいい方がいいでしょ?w(誰に見せるんだw)

これに電熱器(約¥2500)を足して、必要経費はざっと¥4500という事になります。
メーカーのだと定価で¥5940で、電熱器合わせてざっと\8500。
約53%のお値段で作れるという事になります。

材料は書いてあるとおり、DIYの店(コーナン)と100均(ダイソー)で買いました。
魚焼く網でパンチングプレート代用すれば安くつくという記事も見られましたが、
押し付けるというバキュームフォーム工法に耐えれるようなものではなく、
中に支え棒的なものを用意せねばならず、おすすめではないと感じましたので
ここではパンチングプレートと決めて進めたいと思います。

<使用した工具>

パンチングの穴と同じ経のドリルやピンバイス。(なかったから3mmで広げた)
プラモで使ってるデザインナイフ
ビニルテープ(セロハンテープで代用しちゃった)
ニッパー
+ドライバー
ラジオペンチ
油性ペン
こんだけです。


<制作>
まず、本体は100均でタッパーを買ってきて使います。
大きさは自分がバキュームしたい大きさに合わせて選ぶといいと思います。
ぼくは、3600mlのにしました。
はじめは2100mlを考えていたのですが、
後述のパンチングのステンレス板の幅がタッパを超えて、見苦しい&危ないのでこれにしました。
0.5mmものステンレスを切断する機械がうちにはありませんしね。

そして、蓋は「めくりあげて」はずす構造なので、本体より柔らかいです。
バキュームフォームは上から「押し付けて」型を取る工法なので、
この柔らかい蓋に押し付けると、ぐにゃと曲がってうまくいかない可能性があります。
なので、箱を天地ひっくり返して、蓋を下にして作ることにします。

次に、箱の底を上にしたらぼくの買ったものは凸の溝が外周に一本あって、それがパネルをつけた時にパネルを浮かせてしまって、グラつく要因になってます。

バキュームフォーム18

なので邪魔な部分だけををニッパーで切り落とします。
綺麗に整形するまではしなくて大丈夫です。

次にステン板パンチング(以下パンチングプレート)を用意します。
これはなにかというと、型に温めたプラ板を密着させるための吸気穴つきのステージとなる部分です。
穴が多数空いていて、頑丈だったら極端な話なんでもいいです。
ぼくは、0.5mmステンレスの穴あきの150mmX150mm板を買いました。

注意!パンチングプレートの端っこは鋭利なので危険です!
気をつけて取り扱いましょう!


バキュームフォーム41

これを、先ほどの底面を上にしたタッパーの上にあてがって、中央になるように置きます。
まださっきの凸溝があたる部分があれば、そぎ落としましょう。
そんで、なるべく外側にボルトで止める場所をこの穴にしようと決めて、
4隅の穴に油性ペンかなんかで、パンチングプレートの穴ごしに印を4隅につけます。

これがこのパンチングプレートをタッパに固定するための穴になります。

ちなみにぼくは、印つけるの面倒がって直接パンチングプレートをあてがったまま、
ドリルで穴を開けましたが、やはり(穴が空くほどに)力をかけると少しは曲がるので、
すこし歪みました。なので、みなさんには油性ペンで印をつけるのをおすすめします。

バキュームフォーム42

あてがったパンチングプレートを外し、印に合わせて4隅に穴を穿ちます。
パンチングプレートの穴と同じ大きさのドリルあれば楽ですが、(5Φ)
ぼくは3mmしか持ってなかったので、3mmで開けた後、
ナイフで放射線状に少し切り込みを入れ、
その穴をドライバーで無理やりこじ広げて済ましましたw
(多少大きく開きすぎても大丈夫。ネジのピッチで止めるわけじゃないので)

バキュームフォーム43

そしたら、ふたたびパンチングプレートを押し当て、さっきの仮にボルトを突っ込んで軽く固定。
裏側のナットは、まだはめません。

バキュームフォーム44

次にフォトフレームの真ん中のガラス面の穴の大きさ(内枠ね)を測り、
だいたい同じ大きさを、
プレートの上から穴に油性ペンで印をつけながら
決めます。仮固定してるから穴の位置が歪みません。
(かさばるさんは印なしでやったので歪んだw)

もしもフォトフレームのガラス面の四角い穴(内枠)の長辺が、
150mm(パンチングプレート)を超えてる場合は、
長辺を50mm以下に調整しましょう。
内枠は写真にあわせてるはずなので、どの商品も同じなので超えないと思うんですが一応。

今度は、4隅だけではなく、直線でつなぐように間にある穴にも印をつけます。
四角のように4辺の穴に印をつけたら、仮固定したボルトを抜いてパンチングプレートも外します。

バキュームフォーム45

今度はこの穴に沿って四角く切り取ろうという腹です。
4箇所印して、線でつないで一気に切るのもいいのですが、
切っていくと素材の硬さに負けて曲がったりするし、力もいるので危ないんですよね。
そこで、こうやって中継点として穴を空けるわけです。

バキュームフォーム47

印をつけたすべての穴にドリルで穴を開けたら今度は穴と穴をカッターで切ってつなげていきます。
せいぜい2cmくらいの感覚なので楽ですし、失敗しません。

バキュームフォーム46

そうやって全部つなげると、真ん中が切り取られて成功。
バキュームフォーム12
こんな感じに抜けます。

切った端をカッターで整形してもいいですが、基本どうでもいいです。
上からもわかんないしね。

そして、今度はパンチングプレートを再びあてがって、ボルトで止めます。
ラジオペンチとドライバーでOK。あんまり締めすぎると板が曲がるので、
ある程度きつくなったとこでやめるといいです。

ここまで完了したら、パンチングプレートの4隅の角、
気になるようならすべての端を、あればナイロンテープ、
なければセロテープでもいいので貼り付けてしまいます。
角が鋭利なので、何かしらの時に引っかかって、服を破いたり、指を切ったりするからです。
実は作業中に一度かさばるさん切ったw
0.5mmなんで超痛い;;

バキュームフォーム3
(箱の内側から見たところ)
写真ではまだ貼ってませんが、四角く切り取った端っこ、
テープを裏側から貼り付けてパンチングプレートとの密着度を上げておきます。

尚、ボルトナットを採用しているのは、
万が一、押し付けてみたら、思ったよりプレートが柔くて困った!となった時に、
同じ板を買ってくれば、2枚にすぐさま出来るというアフターを睨んでの事です。
ぼくは高級感欲しかったのでステンレスを使いましたが、
ユニクロ使えばもっと安くなります。
あとねじのサイズはパンチングの穴のサイズに合わせてくださいね。
ぼくがコーナンで買った150mmX150mmに空いていた穴だとこのサイズでぴったりでしたという事なので。


写真大量に使う記事なので、本日はここまで。

ここまでわかりやすかった?
わかりにくいこととか質問あったら、コメントでどうぞ。
後日の記事に反映させたいと思います。

*尚、記事の材料は2014/12月現在のもので、
ダイソーとコーナンで揃うものですが、商品入れ替わりなどで同じものが無くなった場合をにらんで
サイズも書いておいたので、代替品を探してがんばってみてくださいね^^

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

[2014/12/26 12:00] | 自作バキュームフォーム | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
超解説!みんなで作ろう自作バキュームフォーム(自作バキュームフォーマー)
いつも遊びに来てくれている方、メリクリ!
バキュームフォームで検索して遊びに来てくれた方、はじめまして!
ドズル中将のセリフで検索してきた方、ビグザムが量産の暁には以下略!

さて。
ある時、作業上どうしてもプラ板の張り合わせでどうにもならない局面に追い込まれまして。
そんでバキュームフォームという技術がどこかにあるという話を聞きまして。(BGM:ガンダーラ)
当然、バキュームフォームなんて高等技術やったことないし、機材もない。
機材調べてみたら桃象さんという名前の機械が\5000前後くらいするのかな。
高けぇぇぇぇw

じゃ、みんなピンクの象さんのお世話になってるのかと調べてみたら、
どうやら手作りしてるみたい。
見てたらなんか出来そうな気になってきたので、早速作ってみた。

細かくサイズとか載せてくれてるサイトが見つからなかったので、
これでいいんかな?とか不安になりながら材料選びとかしたんだけど、
今回はそういうところも含めて丁寧に解説してみようと思います。
みなさんのバキュームライフをかさばる兄さんは応援しますよ!w

まず、バキュームフォームの仕組みとかやり方を説明させてくださいね。
自分で組み立てて、やってみた上で、多分こういう理屈なんだろうと思った事を書いてみます。

「なんかわかんないけど言われた通り作った」より、仕組みが分かった上で作ってもらえた方が、
失敗した時に、どこを改良すればいいか、自分でわかると思いますし、何より楽しいでしょ?^^
もちろん、やってみてわかんない事とかあったら、コメントで聴いてくださいね。
年末年始は飛び回ってて、返事が遅れるかも知れませんが、必ずレスしますので。


<どういう仕組み?>

簡単に文章で書くと、熱して柔らかくなったプラ版を型を取りたい原型に押し当てて、
プラ版と原型の間の空気を抜いて真空にしてピッタリの型を取るという技術です。

バキュームフォーム20
こんな感じ。


図で解説してみましょう。

バキュームフォーム22

横から見た図です。
Aが原型
Bがその土台。
Cが原型周りの空気
Dが箱の中の空気
塗りつぶされた正方形の四角が枠。
上にある枠と枠を繋げてる横線がプラ版(電熱器で温めて柔らかくなってます)
Bの下になる横ー ー ー ーは空気穴の空いた板(の厚み)
左側の穴から空気を吸い取ります。

バキュームフォーム23

熱したプラ板をエイヤっと下に下げます。
プラ板が柔らかいので、原型の天面に沿ったまま、他の部分は下方向に押されて曲がっていきます。
この段階ではプラ板の枠と本体の枠とがまだ離れていて、
Cの空気はどこまでも繋がっていてCとDの空気を吸い込んでも、
Cの空気が追加されていつまでも吸い切ることができません。

バキュームフォーム24

さらに下げて、枠と枠が密着した瞬間です。
まだプラ板が熱く、柔らかいです。
まだCの吸い取りが完全ではないので、プラ板がAの原型に添いきれず、滑り台のようになっています。
ですが、この瞬間Cの空気量が有限になりました。
後はDの空気をCの空気量と同じだけ、プラ板が冷えて固まるより早く吸い込めば、
負圧でCの空気がDに移動して、プラ版はAの原型に密着するのです。
プラ板が冷えて固まるまでにというタイムリミットがあるゆえに、「Cの空気量」は少なければ少ないほど成功率があがります。(ぼくは空気量が多すぎて失敗しました)

バキュームフォーム35
逆に言えば、Cの空気を吸い尽くせないとこんな風に滑り台現象が発生するということです。
その理由は枠と枠との間に空気漏れがあったり、吸いきれないほどのCの空気量があったり、吸い込む力が負けるほど、プラ版の温め方がたりなかったり。また作る時に詳しく説明します。

バキュームフォーム25

Dの空気をCの空気とほぼ同じだけ吸い取って、CがDに移動した図。
A+Bにほぼプラ版が密着しています。
そして触るとまだ少し熱いですが、変形出来るほどの柔らかさはもうないです。
枠から少し斜めになっているのは、端っこが熱しにくく、かつ冷めるのも早いからです。
でも用のない部分なのでどうでもいいのです。

そしてこれ以上吸うと、C+Dが吸われるにしたがって、バキューマー本体が変形・収縮するので、
すかさず吸引を終了いたします。

バキュームフォーム26

すると板からにょっきり原型に追従したビルディングが立ち上がってると思うので、

バキュームフォーム27

はさみでチョキチョキ切って、原型と台を取り外せば完了。
簡単に書いてるけど、綺麗に原型を抜き取るのが難しい。
カッターで切り込み入れるとか、抜きやすい方向で型を取るとかの工夫が必要。

だいたいこんな行程によって成形が完了します。
ここではわかりやすく、段階を踏んでますが、実際は
熱した>掃除機のスイッチON!>一気に下ろす>掃除機のスイッチを切る。なので
2番目の図から4番目の図までは一瞬の出来事です。

尚、熱したプラ板が引っ張られてる構造なので、
原型の高さが高ければ高いほど、完成した厚みは薄くなり、
場合によっては穴が空く危険性があります。

プラ板の厚さが薄ければ薄いほど、原型の再現性があがりますが、
0.5mm>1.0mmに変えたトコで原型への追従性に不満は出なかったです。

バキュームフォーム34
はじめの写真が1.0mmで、この写真が0.5mm。ちょっと薄くなってるのがわかるかなぁ?
ちなみに薄すぎて使い物になりませんでした。w

ちょっと高さがありすぎるかな?と思ったら厚めで試すといいと思います。
原型や用途によって、その都度、その都度にベストがあるので、
こればかりはプラ板無駄にしながらその都度のベストを探していくしかないですね。


では必要な部品の説明をしますね。

バキュームフォーム28
A:バキュームフォーマー本体。
箱の天面を繰り抜いて穴の空いた板をかわりに乗せて、周りに枠を貼り付けたもの。
箱のサイドにも穴が空けられ、そこに掃除機の先っちょ部品を突っ込んである。
ここから空気を掃除機つなげて吸い込もうってわけです。

枠はプラ板を挟んだBの木枠を押し当てた時の気密を上げるためのものです。
なので柔らかい素材を使用しています。
これがないと、Bの枠とバキュームフォーマーの天面が密着できず、
キチンと空気を吸いきる事ができないのです。
ぼくの作った奴は3重になってて、
内側の壁がシーナ、真ん中の側の壁がローゼ、外側の壁がマリアといいます。(どうでもいいわw)
Bの木枠を押し当てた時、少しくらいならズレても、
その(上から見た)幅の厚みゆえ、気密を確保出来る押し当て方のストライクゾーンを大きくとった仕様となっております。

バキュームフォーム29
B:フォトフレームなどを利用した木枠(熱によって瞬間的に燃えたり変形したりしないから)に、プラ板を固定。これを電熱器の上で空中で炙り、プラ板をヘニャヘニャにするわけだ。
けっこう軍手してても熱いので、持ち手をつけることをここでは強く推奨します。

バキュームフォーム30
C:原型。簡単なものならバルサ材や紙粘土で成形したりします。
直接プラモのパーツに押し当てても大丈夫でしたが、(原型のプラモは溶けない)
外すときにパーツを壊さないように注意が必要。
また、完成フィギュアとかでは材質によってはくっついたり、溶けたりと危ないかもしれない。
塗装とかも変色するかも。
自己責任でお願いします。

バキュームフォーム31
D:台。上記のような仕組みなので、バキュームフォーマー本体上面に近づけば近づくほど、
成形が甘くなってゆきます。
特にバキュームフォーマー本体枠の高さより低い部分が顕著。
なので「成形後必要な部分」を本体枠より高くしてあげるわけです。
バルサ材や発泡スチロール、紙粘土などでケースバイケースで作って、穴の空いたステージと本体には両面テープなどで一回一回、固定して使います。
原型の位置が押し付けた時にズレたり、コケたりすれば失敗、間違いなしですから。

バキュームフォーム32
E:掃除機。家にあるのでOK。ハンディのは持っていないのでわかんないけど、吸い込む力としては不安が残ります。試した人がいたらコメントくださいな。
家の人に、掃除機買い換えるのなら半額出すよ!といって、古いのを自分のモノにしてもいいかもしれない。
半額で手に入るわけだし、家族も喜ぶし。DIYの店で売ってる安いので¥8000前後で売ってます。
ぼくはその都度、家の掃除機を借りてます。

バキュームフォーム33
F:電熱器。電気屋で¥2500前後で売ってます。
今の時期なら餅を焼くのにも重宝するので、家族に「餅焼くのに便利かと思って買ってきた。火が出ないのがミソ」とか言って買ってくるのもいいかもしれないw

これを使ってプラ板を炙る。
ガスコンロやカセットボンベ、あげくの果てにオーブントースターでも出来なくはないだろうけど、
少し上で回しながらプラ板全体に熱がいくように炙るので、炎が出ていると、低くし過ぎると着火して燃えてしまい、それを恐れると高さがありすぎてなかなかいい感じに温まらない。
完璧な本体を作っても、この工程をしくじればミスるので、
もうウダウダ言わずに、クリスマスだし、2次元の彼女とメシでも行ってきたと思って買ってくるのを推奨。出力は内側外側合わせて600Wのもので充分。
電熱器であっても火事には注意ね。もちろん自己責任で。プラ板に火がついてしまった時にすぐ突っ込めるように水を入れたバケツを横に置いておくといいかもしれない。

CとDはその都度のもので、EとFはあるのを使うか買うしかないので、
次回からは、AとBを作っていく記事になります。

この段階でわからないこととかあったら遠慮せずにコメントで訊いてね。
タブレットのペンが行方不明なので、
ノートにペンで書いて写真撮影してやってみたわけだけど、どうかなぁ。
わかりやすいといいのだけれど。

次回はかつてないほどの実際的な、材料編。
ご期待ください^^

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

[2014/12/25 01:50] | 自作バキュームフォーム | トラックバック(0) | コメント(8) | page top
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