近年のガンダムデザインとキットの関連性。(私の上を通り過ぎていったプラモたち(その4))
先週はプラモの話を書きまくったのに、今週はなんも書いてないなーとか思ったので、
こういう時のためのコーナー「私の上を通り過ぎていったプラモたち」を。

本来ならキット自体の是非を書くコーナーだが、
このキットを通して最近思うことみたいなのに着地してみたいと思うが果たして。

さて、今回取り出すキットは比較的近年のキット。

007th.png

1/144 HG ガンダム00 セブンソード/G
2010年2月上旬 ¥1728 である。

00ガンダムにおけるMSVで、『00V戦記』に登場。
イノベイター勢力との最終決戦後、資金・物資の両面で大きく疲弊したソレスタルビーイングが、
新たなガンダムが完成するまでのつなぎとして製作した00ガンダムの武装強化仕様。
セブンソードは、エクシアと同じく7本のソードを装備していることから。
Gはガン(銃)の略で、メインウエポンが銃剣だからと思われ。

実際に作ってみた。
恐ろしくよく出来ている。
個人的にフェイスが縦に長く「醤油顔」である事以外は、本当になにも文句がない。
上記の文句もただの好み程度だし、とりあえずそのまま組み上げた。

巨大な武器。
とりわけ、でかい銃剣と、でかいシールド兼刀がすごい。

銃はグリップが変形して、剣として使う時に柄になるわけだけど、
そんなフラフラしたグリップ+かなり長いライフルが保持できるわけがないと思ってたら、
銃の底部にある装甲が肘のラッチに固定され、「銃を持つ」というより、
「銃を持ってる体裁で、腕を延長している」デザインが採用され、それを実現している。
そしてそれが垂れ下がって来ないのは、肘や肩の関節の「すり合わせ」の巧みさが、
BANDAIの膨大な経験によって、動かしやすく、重みに負けて垂れ下がらないという地点に
到達している故である。

でかいシールドも、肩に固定するのは、ポリキャップでもなんでもなく、
ただプラ材の「渋み」でしかないのだが、これも十分な機能を果たしており、
抜群の保持力を見せている。

さらに無印00との相違点、膝のビームカタールを装備するためのラッチ付きの青い装甲も、
無理なく、ノーマルの膝アーマーとの付け外しを可能にしていて部品構成に全く無理がない。

よく出来ている。
00ガンダムの1stでもかなり、無理の無いデザインだったのが、
デザイナーがその経験を活かし、デザインの段階で模型の事がよく考えられている。
プラモがよく出来ているのも確かなんだけど、
メカデザインとプラモが寄り添い合って、
よく出来たガンプラが産まれているんだよね。

でも、なんだかつまらないと少し感じてしまった。

007th1.jpg

例えば足首一つとっても、足首に露出する形でバームクーヘンのような関節が
可動を阻害しないように両サイド丸出しで描かれて、
アンクルア−マーも、スネの先端に可動を邪魔せぬよう先端に少しだけ描かれている。

007th2.jpg
なので、ここまで曲がる。
実際、足首の接地性と可動はおそらく歴代ガンダムでもトップクラスに良い。
感心もするが、プラモにした時の配慮がありすぎてつまんない。

例えばザクやグフといった足首は甲高だったりして非常に動かしにくいんだが、
それをバンダイは、ソールから甲を浮かす形での人間にない関節を設置してみたり、

モデラー達も左右の接地性の無さを、引き出し関節にすることによって、
「そのポーズの時だけ」空間を稼いでなんとか設置させたりね。

こういったプラモになった時の事を全く考えていないデザインに対し、
「工夫」や「苦悩」で挑んでいるのを目の当たりにした時、
そのメーカーやモデラーのクラフトマンシップに「ちょっとした感動」を憶えたりするんだよね。

そんなぼくには、あまりにデザインそのものが、メーカーにとって都合が良すぎて、
「上記にも書いたような、関節の渋みなど見えない工夫」があるにしても、
当たり前に見えすぎて、どうにも感動めいたものが湧き上がってこない。

限度はあるにしても、無責任にかっこいいだけを目指して書かれたデザインに
「こう解釈してみました」と、苦悩しながら戦う設計陣の戦いが、
キットを買った人にある種の感動を与えると思うんだよね。

デザインなんて、「都合を考えすぎる」と面白味がどんどん失われていってしまうので、
00を担当されたデザイナーさんも、今後MSに関わることあれば、
どんどん好き勝手な線を引いていって欲しいと思います。

良かったら良かったで、良すぎる理由を探して文句つけるわけだから、
ガンプラファンって(ぼくだけ?)ホント業が深いなぁ。w

スポンサーサイト

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

[2015/04/19 21:31] | 私の上を通り過ぎていったプラモたち | トラックバック(0) | コメント(12) | page top
私の上を通り過ぎていったプラモたち(その3.5)
昨日は夜中に遊んじゃって、
久しぶりに仕事中に涅槃モードに片足突っ込んだw
機械のステータスを書き込む用紙に、

「ワニのギザギザした背中の測り方」

とか無意識に書いしまって、焦ったw
需要あんのか、それw

まずGレコは、次回に追われていないのと、
今ちょっと立て込んでるのとで、少し最終回の考察やまとめは遅くなるかもしれません。
よろしくお願いしますね。


さて。
昨日書いたフレームアームズなんだけど、
思ったより反響があって嬉しかったです。ありがとうございます。

で、その記事の中で関節が外れると書いたのですが、
やはりキチンと書いたほうがいいなと思いまして。

私の上を通り過ぎていったプラモたち(その3.5)
おつきあい願いますw

まずフレームアーキテクトと呼ばれる可動素体の構造を説明させてくださいね。

ダメ関節1

図のように胴部肩側の上にBJ(加山雄三のブラック=ジャック)(ボールジョイント)の♀があり、肩側のパーツの接続部下側にBJの♂がありまして。
これらを接合して、関節が成っているんですが。

ダメ関節2

左上が本来の使い方。
右下が、今回の「逆に使っている」という使い方。

つまり、従来の使い方であれば、
腕の重みによってAを支点とするテコの力が発生して、
BJが抜けようとする力が発生するんですが、
腕の重みや、腕を動かした時に発生する力くらいでは、
BJは抜けない。なので問題には成らなかったのです。

ですが、右下を御覧ください。
今度は、逆に脚部以外の全ての重みや、動かした時に出てくる力の余波が、
全部Bを支点としたテコの力となって、BJをも、抜いてしまうのです。

これが、関節が抜けるという正体です。
なので、こんなフレームの使い方をしたキット以外は
大丈夫と思います。

ダメ関節3

で、実際。(CはBJ)
こんな風に軸があつまっているので、「可動供給過多」とも言えるので、

ダメ関節4

おそらく、こんな風にBJを廃止して、1軸に打ち替えるだけでこのキットは見違える気がしますね。
(そのうちやってみようっと^^)


ガンプラの(キャッチーな)力って最近、すごい感じてます。
だからこそ、今回はこんな商品を掲載してみたのですが、
「かっこいいものは伝わる!」(もちろん趣向の違いはあります)と
とても嬉しい気分になりました。

なにかしらの機会で、見かけることあれば、
一度箱だけでも手にとって眺めてみてくださいな^^
世の中にはガンプラ以外にも
かっちょいいロボットのプラモもあるもんだ!w

テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

[2015/03/31 23:23] | 私の上を通り過ぎていったプラモたち | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
私の上を通り過ぎていったプラモたち(その3)
Gレコの最終回、どのように書こうか実はまだ迷っている。
なので、今日は久しぶりのこの企画にすることにw

あと関係ないけど、帰りにJoshinに立ち寄ったら、
実写版パトレイバーのイングラムがなんと60%引で¥1200になってました。
興味あるかたは是非。(多分どこのJoshinも一緒だと思うけど、ちがってたらごめんね)

さて本日紹介のキットは、
KOTOBUKIYAのオリジナルシリーズ
FLAME ARMS 1/100 八式一型 輝鎚・甲(かぐつち・こう)

FAKK1.jpg

2012/7/発売
製品サイズ全高/約180mm
価格¥3800(税抜

これ、なに?って話なんだけど、
ぼくがバッシュに使ってたフル可動素体に
DAWAさんがKOG-ATに使ってたという方が有名で分かりやすいかな)
装甲パーツを被せて特色をつけていったコトブキヤのオリジナルシリーズのうちの1機。

それまで、わりとシュッとした素体をそのまま一回り大きくしたようなモデルばかりだったのが、
この機体においては、なんと素体を上下ひっくり返して使うことによって重心の低い重武装タイプを再現。
肩幅が股関節幅になるわけで、超好み。
今、見たら原型製作にあのNAOKIさん、柚木聡平さん(コトブキヤ企画担当)が関わってるわ。
どーりで恰好いいわけだ。

プレイバリューもなかなかで、
スイングして降りてくるかかとのローラーダッシュ
大型スカートアーマー展開可能(持ち上げるだけだけどw)
腕部に仕込まれたGP03のようなサブアームが、展開可能。
(しかも背面の武器をちゃんと掴みにいける)
分解できるシールド
異様に高い接地性と、かなりの野心作。

このページの下の写真群を見てね!

どう?
かなりかっこ良くない?
もう、デザインが好きで、しかも可動範囲も異様に広いという素晴らしさ!
速攻で日本橋(ジャパブリと呼ぶらしい)のコトブキヤで買いましたよ!
そんで、さくっと仮組みしたんですね。

さて、こっからがネガな話。
ベタボーメだったから名作キット!かというと実はそうでもない。
まず、装甲の重さ、そして元来逆立ちで使用するという事を考えられていなかった素体のせいか。
股関節を筆頭に「ポロリ」しまくる。
少しどっかの角度変えたら、その都度股関節が外れ、全体が崩壊する。
もともと素体も太ももや肩あたりが外れやすいんだけど、ABS接着剤で固めてやれば大丈夫だったのね。
だが、この機体の関節の外れ方は、それらに関係なく、
ただ「ボールジョイントの容量」(この表現でわかるかな?)が足りていないのだ。
BANDAIでいうと1/144デビルガンダムの脚部と言えば、組んだ事がある人ならわかるだろーか。

こうなってくると広い可動範囲も、ただただポロリを助長するだけになってしまって、
かなりのストレスが襲ってくる。
本当に恰好いいだけに惜しい!と言わざるを得ないキットだと思う。

もう、フレームでの可動に拘らず、自分で関節を仕込む方がいいと思う。
「そういう技術があって、それを厭わない人」には、
デザインが好みであれば、ぜひ!と言えるキットではる。

尚、KOTOBUKIYAゆえMSGという別売り武器パーツとの相性もよく、
さらに重武装にアレンジする事も可能。

う〜ん、今思い出しても(恰好いいからこそ)「惜しい!」キットだった!

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

[2015/03/30 20:00] | 私の上を通り過ぎていったプラモたち | トラックバック(0) | コメント(13) | page top
私の上を通り過ぎていったプラモたち(その2)
ばらかもんのOPのPV上がってたんで見てみたが、ヴォーカルの動きが古くて驚いた。
内股で腰を折って後ろに下がる動きが頻発し、これで20代なの?と突っ込まずにいられない。
個人的には歌詞もどっしりしてんだから、落ち着いてどっしり歌えばいいのにと思ったり。
ばらかもん見てこの曲好きになった人は、ぼく的にはPV見ずにCDだけ買いに行くのがおすすめだw
9/24発売らしいよ。あ、ヴォーカルの人脚長いね。(心のこもったフォローw)


さて本題に。
この「私の上を〜」というカテゴリーは、今までぼくが作った事のあるプラモデルを、ネットで拾える完成写真程度の添え物でひたすら語っていくという企画。
自作してるのに、完成写真がないという新しいシリーズですw(読みごたえに疑問がw)

ポジティブにオススメだった作品だけを発信するだけではなく、イテテとなったようなものも記憶を辿って書いていこうかなと思ってます。

「懐プラ」と呼ばれるほぼ「若人禁制」なシリーズでまったくわかんねぇwという人も多いと思います。
そんな方でもリサイクルショップ等で、昔のプラモ見かけたんだけど・・・?という時の参考にでもなればと思ってるので楽しんでいってくださいね^^

では2箱目!
BANDAI PG 1/60 ストライクガンダム ¥15120 (2004) 


PG スト


BANDAIの誇る技術をふんだんに詰め込んだフラッグシップシリーズであるPG(パーフェクトグレード)。
もう10年前なのね。

ちなみにこのPGは第一弾がRX-78-2と思わせつつ、実はエヴァンゲリオン初号機だった記憶。
それ以降はずっとガンダムコンテンツばかりだが、ほかのコンテンツもまたPGでやってくれないかな。
バイファムとかさぁ。

そんなPGで再現されたストライクガンダムの所見を。
プレイバリューはさすがのフラッグシップで、目が光る、アーマーシュナイダー(短剣)が折り畳んで、腰のラックに入れる事ができる、コクピットの開閉や全指可動はもちろんのこと、とにかく動きまくる。
さらにグランドスラムという描き下ろしのわけのわかんないでっかい両手剣がメッキの刃でついてくる。
きっとエールストライカーユニットにサーベルがついてるから短剣以外のポーズつけれないと可哀想だし、普通のサーベル持たせたら、今後ストライカーユニット出した時にかぶるしという配慮だろう。
正直ASTRAY向きの武器であまりそそられなかったのだが。(苦笑)

MGがフレーム+装甲であるならば、PGはフレームbetweenスライドするプレートbetween装甲と言った趣。
太ももや肘の装甲が動きにつられて自然な位置に動く、動く、動く。
説明書見ながら作ってても、このパーツってどういう意味で、完成時にどう見えるのか掴みづらく、説明書なしで完成など不可能に等しいといえる。
だが組み上がって、関節を動かしてみた瞬間、疑問は感動に変わり、
「おおーーーそういうことね!」と感嘆の言葉が出ずにおれない。
設計技術の結実に、ただただ驚く。

あと他のPG組んでないから、すでにあったよ!と言われてしまえばそれまでだが、
腕の可動がおもしろい事になってる。
上腕は筋肉の様に装甲がスライドしたら盛り上がり、下腕は肘関節より先の部分に回転軸とすこしの隙間が用意され、上腕より下腕のほうがやや、捻る事ができるという人間に近い動きを可能にしている。

下半身の膝カバーがスライドしながら膝関節を守るような動きをするのは、PGからフィードバックを受けてMGでも、もはや当たり前といわんばかりの技術に成り果ててはいるが、腕はそこまでMGも進化していないだろう。

そんなまさにパーフェクトなPGなんですが、いくつか。

ひとつ目、(個人的に)顔が好きではない。どう納得いかないのか我ながらわかんないんだけど、ぼくの思うストライクではないと思う。MGの造形に負けている気がする。

ふたつ目、クリアランスがギリギリで装甲をスライドさせるギミックが用意されており、フレームを塗装するかどうか躊躇してしまう。
サフ吹いたら動かなくなる部分や、装甲がカッチリはまらないとこが出てくる気がするし、サフレスでフレーム塗ったら、やはり動かした時に塗装が剥離しそうな気がする。
装甲だけを塗るのがいいのかも知れない。

みっつ目、仮組みと思いながら作っても、結局力強くはめ込まないと次のステップに進めないことも多く、仮組みのつもりが「素組み」の完成にすり替わっていたという事実。
その完成度のあまりもの高さと動かして楽しいプレイバリューで、「もう素組みでいいや」とあっさり完成してしまうのが困る。
ぼくだけのストライクガンダムを作るぞ!と息巻いてた気持ちはどこへやら、である。
だが、素組みが決して悪いわけでもないので、そこそこお金があって、ひさしぶりにガンプラ作りたい!今ガンプラってどうなってんの?って人がニッパーとペーパーだけで作るのに向いているとも言える。

よっつ目、ストライカーパックの不備。

PGスカエール


この後しばらくして「エールストライカー+スカイグラスパー」(エールストライカーは背面のウイング装備。スカイグラスパーとは戦闘機)がPGで発売されるも(¥5400)、残りのランチャーストライカー、ソードストライカーは出さず。

同梱のインストカードにかっこいいランチャーやソードのイラストも付いてたっけ。
その上で意味ありげに肩の接続部に合体のためのギミックが仕込まれていただけに、この裏切りは腹立たしい。
そんないやらしい売り方せずに、はじめから「PG フルストライカーシステム」とか名前つけて全部のストライカーパックを売るべきだった。
ほとんど抱き合わせに近いスカイグラスパーで無理矢理値段を吊り上げられて、PGストライクのオーナーの8割は怒ってたんじゃないかな。
少なくともスカイグラスパーも欲しかったんだ!大歓迎!という記事をぼくは見た事が無い。

腕に憶えのある人は無印1/60ストライクガンダム・ストライカーウェポンシステム ビッグスケール (¥7560)を買って改造して取り付けてたみたい。それにしても出来の悪い1/60ストライクガンダムをわざわざ作るはずもないので余ってくる。
BANDAIさんのPGストライクがらみの方がこの記事読んでたら猛省していただきたい。
これは相当に酷い話。


そんなわけで、拡張性がなく、塗装するには難アリだが、それを除けば完成度が高すぎるくらいのキットであります。
スライドする装甲とそこに到る技術には本当に尊敬の念が絶えないほどの素晴らしさを体感できるので、ストライクではなくても一度はなにかしらのPGを作る事をオススメします。


テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

[2014/09/17 20:12] | 私の上を通り過ぎていったプラモたち | トラックバック(0) | コメント(4) | page top
私の上を通り過ぎていったプラモたち(その1)
妹に言われて気がついたが、今日は15夜お月様ですね。
めずらしく大阪では雲もなくクッキリと見えます。
この後でお団子片手にもしゃもしゃ食いながらお散歩しようかなと思ってます。


さて!ここからが本編。
この「私の上を〜」という新カテゴリーは、今までぼくが作った事のあるプラモデルを、ネットで拾える完成写真程度の添え物でひたすら語っていくという企画。
自作してるのに、完成写真がないという新しいシリーズですw(読みごたえに疑問がw)

ポジティブにオススメだった作品だけを発信するだけではなく、イテテとなったようなものも記憶を辿って書いていこうかなと思ってます。

「懐プラ」と呼ばれるほぼ「若人禁制」なシリーズでまったくわかんねぇwという人も多いと思います。
そんな方でもリサイクルショップ等で、昔のプラモ見かけたんだけど・・・?という時の参考にでもなればと思ってるので楽しんでいってくださいね^^

では栄えある1箱目!
BANDAI HGEX 1/60 ゴッドガンダム ¥3000 (1994) 

あまり古すぎもなく、けっこう興味あったけど組んだことがない、かつ一発目なので名作を紹介したい・・・そしてなにより実は先週、「イングラムを買いに行ったら何故かこれ買ってた!衝動買いとかそんなチャチなもんじゃねぇ!もっと恐ろしいものの片鱗を味わった気分だぜ・・・」なので選んでみました。

GガンダムBOX

以前にも実は組んだ事あるのにまた買ってしまったというほどの秀作キット。

1/100とそんなに部品点数はかわらない感じ。組みやすくておすすめ。

またプレイバリューも高く、記憶ではおそらくはじめての全指関節可動が仕込まれ、胸部のマルチプライヤーユニットは1/100と違い差し替え無しで開き、あまつさえキング・オブ・ハートの紋章まで光り、首の横のマシンガンの開閉、ふくらはぎ裏のスラスターの開閉、コアランダーの合体変形とてんこもり。

武器もゴッドスラッシュがついてくる他、爆熱ゴッドフィンガー用の灼熱化した流体金属をイメージしたクリア素材の手首も付属します。(さすがに指は動きませんが)

これで¥3000はスゴイ!ご時世もあるのでしょうが、今なら¥7000近くのプライスが設定されるレベルじゃないでしょうか?もちろん部品点数も増えてさらいすごいことにはなると思いますが。

Gガンダム60

ででーん。
こんな感じで大迫力。設定身長の関係でガンダムよりは若干小さいですが、写真の様に背面の磁気フィールド発生機(兼コアランダーのウイング)を開くと堂々たるものです。

肘や膝には2重関節が積極的に導入されてぐりぐりと動きます。何より指が動くと、本当に表情豊かになっていろんな構えを取るのが楽しくて仕方がない。最高!

外観的な話をすると、ぼくの思うに、この1/60までが「MF」としてメカニックを作ってるんだというスタンスの最後のキットであり、これ以降(MGは特に)BANDAIはこの商品はメカニックよりキャラクターモデルとして開発するべきなんだという方向にシフト。だがMGはまだBANDAIにその蓄積がなく中途半端なものになり、HGFCでもう少しだけメカニックに寄せて着地しているのが見てとれます。
スタイリッシュになっているのはわかりますが、重量感がイスカンダルの彼方目指して旅立ってるのが非常に残念ではあります。両立は難しいのだろうなぁ。


Ggundum.jpg
そしてコレ!
プラモデルではないけれど以前紹介したロボット魂のGガンダムは完成品なのをいいことに「これでもか」とキャラクターに寄せています。その結果すばらしくかっこいいゴッドガンダムが爆誕していますね。
(9/20くらいの発売で欲しかったが、1/60買っちゃったのでさすがに買うの控えるつもり)

で、メカメカしくどっしりとした重量感を求めるなら1/60がオススメという話ですw
MFのシリーズはモールドとかほとんど排除されてるんじゃないかな。


さて。
ここまで良い事づくめな話してますが、ここからは少し気になった部分などをつついていきます。

まず外観。
この時代の1/60や1/100に顕著なのですが(WとかXもね)ものすごい数のモールドが入ってる。
リアル=パネルラインの多さという嗜好だったのか、単に「面が保たない」と思って入れてくれたのかはわからないですが、かなり過剰であり、今の目で見ると「うるさい」と言っても過言ではないでしょう。

指の関節、特に手のひらとの接合部のボール関節があまり保たない。
壊れたらおとなしく部品請求かけましょう。もう20年経ってる商品なのであるかどうかはわかりませんが。

そして可動。
先ほど書いた肘や膝は良いのですが、腰がどうにも動かないのです。
腰の赤の部分から胸にかけてなんと単5電池のボックスが縦に鎮座しており、腰の前後スイングの関節を仕込む事を阻害。
かっこいいポーズって腰の前後可動と肩の開きなどによる重心の在り方だと思うのでここは非常に残念。
また受け側の腰部もアーマーでギッシリ囲ってしまって「遊び」をあまり取っていないので回転もほぼ動かない仕様なのです。
助かるのは股関節の範囲の広さで、股関節で横にひねりまくって、頭の方向で調整してやれば波動拳の溜めポーズっぽいのはなんとか再現できてしまうので、ギリギリ納得できるのではありますが。

あと足首も横方向の接地はあまり期待できない。アンクルアーマーが邪魔して足を開くと足首の外側が浮いてしまう構造だった記憶。惜しい。

そしてもっとも気になるのは太ももの付け根から前への可動が45度もない事。前にあんまり動かない。
要因はすべてふんどしアーマーで、青色部分まで含む長さが半端なく、しかも取り付け部分の可動範囲が極端に狭く、フンドシアーマーの可動角度に太ももが超、翻弄されている感じ。
なんでこんなに長いの?と思って調べてみた。

Gガンダム設定

ああ、ホンマに長いわ。上の完成写真と較べたら正直に再現したんだなと泣ける。
動かないのは百も承知だが、君たちは画面通りのゴッドガンダムが欲しいんだろ?ぼくらはあえてその方向で作ったんだよ!と開発陣の心の叫びが聴こえたような気がしました。

MGGOD.jpg

だが、先ほども言ったキャラクター性に振ったMGはティンコケースとふんどしアーマー先端部がほぼ同じに変更してなんとか可動を確保しようとかなり変えてきてますね。

だが、後にそこの長さよりも、やはり取り付け部分の可動角度と強度の両立こそが問題だ!と気づいたのか、HGFCや先ほどのロボット魂では再び青の部分の長さが伸びていて、BANDAIの苦悩の歴史が看て取れます、

HGFCゴッド

HGFCね。青の長さが少し戻ってるでしょ?青を少し延ばすとともに、白の部分も少し短くしてる。芸が細かいBANDAIさん^^

ぼくも今回組む時は、この部分が一番の悩みどころと思っています。

いろいろ書きましたが、ぼく自身は大満足なキットであり、今でもみなさんにおすすめできるキットであります。でかいけど安いし、見かけたら一度組んでみては如何でしょうか?

・・・一発目というのもあって気合いは入りすぎて長くなりすぎてしまったw
次回以降はもうちょい短いとは思いますw
最後までおつきあいくださり、ありがとうございました^^

テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用

[2014/09/08 20:41] | 私の上を通り過ぎていったプラモたち | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
| ホーム |